オーストラリアに住む!ワーホリ・留学・海外生活をリアルに語る

ワーホリを経て、現在オーストラリアに永住となった、リアルな海外生活をご紹介していきます。ワーホリ時代からの日常生活をご紹介していますので、コロナにも負けず、近い将来ワーホリ・留学を目指す方々へ、少しでもリアルな日常をお届けでき、参考にしていただければ幸いです。

オーストラリアでの永住を目指すなら

ワーホリや留学である程度長期間過ごせば、おのずと意識はしてくるのではないでしょうか。

 

もちろん、僕自身も最初は海外移住、つまり海外永住を少しは夢見て最初はカナダへ飛び出しました。

 

が、カナダではそううまくいかず、結局断念。

 

そのときは、全然海外での永住について調べることもなく、ただ漠然と渡航しただけだったのです。

 

**これからビザについて触れていきますが、あくまで僕の経験と2020年5月現在の状況からお話ししていきます。ビザはケースバイケースですし、ルールも頻繁に変わりますので、これからのお話は参考程度に思ってください。何かあっても責任は負いかねます。必ず最新情報を移民局やビザの弁護士と確認してくださいね。

 

オーストラリアに来てから、いろいろな人の話を聞いて、自分でも真剣に調べるようになってからわかったことですが、海外で永住権を取るには、こんな要素が必要だと感じましたね。

 

  • 1.運
  • 2.コネ
  • 3.個々の能力

 

どんなにすばらしい才能や技術を持っていても、それを認めてくれる組織やタイミング、オーストラリア政府が国へ貢献してくれると認めるような技術とそのタイミングが合っていないと、永住権は難しいかな。。。と感じています。

 

オーストラリアで永住権を目指すとなると、大雑把ですが、たぶんこの2つの類に分かれるのではないでしょうか。

 

  • 1.オーストラリアへ貢献できる技術を持っていて、それを証明できること。
  • 2.オーストラリア人と長い間お付き合いしていくこと。

 

どうしようもないことですが、自国の国民の利益を優先しなければならないので、外国人が制限なくオーストラリアに住める権利を得るというのは、なかなかハードルが高いかもしれませんね。

 

僕の印象なのですが、正直なところ、現地オーストラリア人よりも、日本人はじめ、外国人のほうが各分野において高い技術をもっていると感じる場面は多々ありますよ。

 

例えば、美容院。オーストラリアにも日本人経営で、日本人の美容師がたくさん働いていますが、他より多少料金が高くても、たくさんのローカルの人たちが通っています。

それだけ、日本人のヘアカット技術に信頼があるということです。

 

接客をはじめとするホスピタリティは、言うまでもなく、日本のおもてなしレベルは間違いなく上位に入るでしょう。

 

「日本人だから、このお店に来た」

 

とかいう人もいるくらいですよ。

 

また、世界中で日本食が食べられるのはなぜだと思いますか?

ジャパニーズレストランを日本人じゃない人がオーナーをやっているようなお店もありますよね。なぜでしょうか?

 

日本食というだけで、人が集まりやすい傾向にあるからです。

 

それだけ日本食は世界中で人気ということです。

 

シドニーの回転ずしも、いつ行っても、夕食の時間帯はいつも満席ですよ。

 

それだけ日本の料理の技術は評価されているということです。

 

しかし、どんなに優れた技術を持っていても、その技術が十分な期間オーストラリアで雇用され、オーストラリアでの実務経験がないと、なかなかビザへつながりにくいのが現状ではないかと感じています。

 

会社側としては、原則現地の人を優先して雇用しなければならず、就労ビザを前提として外国人を採用する場合は、「まず現地を人を対象に求人を出したが、条件に合う人がいなかった」「現地の人ではなく、なぜ外国人を採用しなくてはならないのか」を、移民局へ納得させなければなりません。

 

そして、定められた金額以上のお給料をその採用する外国人へ約束しなければなりませんので、会社にとっては、ある意味大きなリスクなわけです。

 

もちろん、その人が真面目に働いてきちんと会社の利益に貢献してくれればよいのですが、途中でやめられたり、戦力にならなかった場合は、ものすごい損を出してしまうことになりますので、なかなか外国人を採用するというのは、手を出したがらないのが現状ですね。

 

僕の友人も、こっちの大学院まで出て、オーストラリア政府の必要とする職業リストについて十分に勉強し、知識もあるのですが、それに直結する仕事がなかなか見つからず、さらにコロナウィルス危機というダブルパンチで、さらに仕事が見つからず、自力でのビザが難しい状況になっています。

 

僕の場合は、パートタイムですが、ワーホリのときからずっとそこで雇って頂き、それが学生ビザの間も続き、かれこれそこで数年の実務経験という実績ができ、さらに僕を推薦してくれると打診頂き、推薦状もたくさん頂けたので、まさに運とコネが奇跡的につながったおかげで、今こうして、オーストラリアに住むことができております。

 

では次に2.の方法ですが、これこそ、そのときのタイミングというか運命というか、そういうものですね。なかなか自分で狙ってできるものではないと思います。

(でも、オーストラリアにも婚活会社のようなものも時折見かけますので、婚活のためにオーストラリアに来る方もいらっしゃるかもしれません。)

 

日本人女性は、やっぱり海外ではモテるのですかね・・?

僕の周りでは、パートナービザで滞在する日本人女性がたくさんいます。

 

しかしながら、ただ付き合っているからとか、結婚しているから、ではダメなので、その関係が本物で、かつ長く続いていること、そしてその関係がこれからもずっと長く続くことを証明しなければなりません。

 

一般的に言われていることは、(あくまで一般的です。どう判断されるかは、担当する移民局の職員次第です。)

 

☆1年以上オーストラリアで同居していることを証明できること

 

ここをしっかりと証明できるかがポイントだそうです。

 

そして、パートナービザ申請には、莫大な費用がかかります。

申請代金そのものと、関連する書類集めなどを合わせると、おそらく$10,000ほどは必要なのではないでしょうか。

 

もしビザの弁護士などに頼る場合は、さらに費用が膨らむでしょう。

 

そしてパートナービザを申請してから結果が出るまでには、現在は(2020年5月)おおよそ平均2年くらいは要するみたいです。(もちろん、期間は人それぞれですよ)

 

そして、結果が出るまでは原則オーストラリアを出ることはできません。

(出るなら、そのためのビザを新たに申請しなければなりません。)

 

そしてパートナービザが無事に降りたとしても、その時点ではまだ永住ではありません。現時点では2年はまだ一時滞在ビザ扱いで、永住権を申請するにはさらに2年後となります。その間に別れてしまったら、アウトです。

 

男性の方々は、やはり自力で永住を目指したいという気持ちが強いと思います。

この記事を読んで頂けている方々で、もし皆さまが大学生、あるいは高校生など、まだまだこれから社会人となる方で、今、本気で海外永住を目指すのであれば、今すぐにそれを意識して進路を決めるほうがよいでしょう。

 

住みたい国の永住権の条件を調べ、それにあった分野の勉強をしてその資格を取り、その分野で就職をして、日本で実務経験を積んでください。

 

その後ワーホリやその他何かしらの働けるビザで渡航し、日本での実務経験を武器に就活して仕事を見つけて、その国での実務経験を積みましょう。

 

ただ、何度も言わなければなりませんが、ビザのルールは頻繁に変わります。たとえ何年もかけてそこまで準備しても、ビザを申請する前にルールが変わり、それまでやってきたことが水の泡となってしまう可能性もあります。

 

住みたい国のビザ事情としっかりと調べ、専門家の意見をきちんと踏まえた上で、そして何年もの準備が、時には水の泡となってしまうことも覚悟の上で、本気で永住を目指したいのであれば、早めに行動に移すにこしたことはないかと思います。

 

そんなリアルは事情も踏まえ、永住に必要な要素として「運」をイチバンにしたのです。

 

永住したいという方はたくさんいらっしゃることと思います。少しでも皆さまのご参考になれば幸いです。