ファームを終えてちょっと一人旅へ~エアーズロック(ウルル)編~
WWOOFも終わり、オーストラリアでいちばん行ってみたかったところ。
そう、誰しもが知るあのエアーズロックですよ。
ワーホリでの留学でも、観光大国のオーストラリアに来たからには、やっぱりどこかに旅行に行きたいところ。
やっぱりエアーズロックは欠かせないですね。
ファームが終わったら、まず行こうと計画したのがエアーズロックですね。
普通ならシドニーやケアンズから飛行機で行くところですが、こんな田舎から空港はないですし、アデレードもエアーズロック行の便は当時はありませんでした。
じゃあ、バスしかないじゃん。
Greyhoundバスを利用して、いざ出発。
ルートとしては、こんな感じでした。
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Port Pirieという町まで送ってもらう
↓
Port PirieからGreyhoundバスに乗る
↓
Alice Springsに到着
↓
一晩寝て、翌朝AAT Kings社のシャトルバスでエアーズロックへ
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エアーズロックまで直接行く公共バス・市営バスはないですね。
一旦アリススプリングスまで行ってから、オーストラリアでは老舗のAAT Kingsというツアー会社のシャトルバスを使うしか方法はありませんでした。
まずはPort Pirieからアリススプリングスまで片道20時間・・・・マジしんどい。。
それも普通のバスですからね。バラエティー番組の、こんなところに日本人みたいな感じかも。
途中でバス運転手も1回交代してましたし、何回は食事休憩・トイレ休憩もありましたね。
草原の1本道をひたすらまっすぐ。電波もないから、WiFiも使用不可だし、めちゃめちゃ退屈でシンドイ。
夜にPort Pirieを出発して、翌日の午後にようやくアリススプリングスに到着。
エアーズロック行のシャトルバスは朝の時間帯に1日1本しかないので、この日はアリススプリングスの格安バックパッカーに1泊することに。
アリススプリングスは、特に観光地って感じもないですかね。
翌朝、AAT Kings社のバスで、いよいよエアーズロックへ向けて出発。
若干来た道を戻り、一応ツアー会社なので、途中ラクダ園みたいなところに立ち寄ってくれました。
エアーズロックツアーの中でも、ラクダに乗るツアーは大人気です。
アリススプリングスから約5時間。やっとエアーズロックリゾートにつきました。
エアーズロックリゾートは高級ホテルリゾートですが、そんな中でも、バックパッカーもあるので、1人旅にはとても助かります。
ちなみに、普通の部屋に泊まると、ホテルにもよりますが、1泊$300~$1000くらい。バックパッカーは1泊$40くらいですむので、ホントに助かりますね、
さて、滞在期間は3日間のみ。しかし、着いたのはいいけど、何も計画していませんでした・・・後でわかったことですが、宿泊施設はこのリゾートしかなく、しかもここからお目当てのエアーズロックまで行くまで20km以上あるし、公共交通機関はおろか、タクシーすらない!ツアーを使うか、レンタカーしか手段がないんです。
このときは運転免許も持ってなかったので、とりあえずチェックインを済ませてから、ツアーデスクへ。午後になっているせいか、どの会社のデスクにも誰もいないじゃん。。。
唯一スタッフがいたデスクに行き、明日エアーズロックへ行くツアーがないかどうか聞いたところ、ギリギリセーフで申し込めました。その時で$90くらいだったと思います。
翌朝のピックアップ時間はなんと朝4時!サンライズツアーという要素もあるため、めっちゃ早いです。(エアーズロックを見に行くツアーは、必ずといってよいほど展望台で日の出を拝む行程が含まれますので、どのツアーも朝早いです。)
その日の夜は、スーパーで翌朝の朝食を買いに行くついでに、簡単な夕食をつくるための材料を買い、共同キッチンでつくって、外のベンチで食べてました。
このエアーズロックリゾート、結構ワーホリで働いている日本人がいて、その人たちの話を横から聞いていました。
ほとんどがハウスキーパー、もしくは日本語デスクで働いている人たちですが、みんな楽しそうに働いている様子。エアーズロックも日本からの観光客は多いですが、仕事ともなると英語環境だし、リゾートで働けているというのが楽しく感じるみたいですね。
そこで聞こえてきたのが、カタジュタ・風の谷のほうが面白かったとのこと。
あとで調べてみると、こっちのツアーも出ているみたいだ。
明日のツアーが終わったら、これもついでに申し込みに行こう。
その日は早めに就寝し、翌朝3時に起きて、ホテル玄関前から時間通りに出発。
まずはバスの中でガイドへ国立公園入場料(当時は$25で3日間有効)を支払い、いざエアーズロックへ!
まずは日の出を拝むために展望台へ。
完全に日が昇ったところで、いよいよエアーズロックの一枚岩へ。
これもあとで知ったのですが、エアーズロック登山は、すげー嫌がられるのですね。。。(今は完全禁止です)
先住民の聖地で、むやみに外部の人たちが立ち入る場所ではないという文化的背景があるのをツアー予約時まで知らず、デスクのスタッフさんを困らせてしまったことに、後で猛反省しました。。。
先住民の方々も、国立公園入場料で生活できている部分もあるので、ウルル登山をある程度は容認しなければならない状況だったみたいです。
(が、2019年10月をもって、完全禁止です。)
どのみち、ほとんどが天候の理由で登山口が開く確率は30%前後。
1年中ほとんど閉まっています。
僕が行った日も、エアーズロックのエリアにしてはめずらしく雨だったので、当然ゲートクローズです。
雨が降る確率は、リゾート売店のおばちゃん曰く、2%だそうです。
ある意味ラッキーかもしれませんね。
(過去40人くらいが登山中に落ちたり病気になったりして亡くなられているのだとか・・)
エアーズロックの様子がこちら
エアーズロックは登山ではなく、むしろ麓巡りのほうがよいかもしれません。
上から眺めるより、下から見上げるほうが、この巨大岩の壮観な景色を体感できますし、小さな岩の変化にも気づくことができて、(昔のアボリジニーの生活跡も残されています。)非常に充実した時間になること間違いなし!
岩の上から見るのもよいかもですが、何もない草原を見るだけでは物足りないような気がします。
エアーズロックの一枚岩の1周は約9km。すべてを隈なく見られたわけではないですが、世界の中心となる象徴を見られて、大満足でした!
帰ってから早速再度ツアーデスクへ行き、翌日の風の谷ツアーを申し込みに。
無事に予約できて、あとはのんびり夕食を楽しもう。
ちょっと番外編~うちの嫁(の予定)が頑張って書いたバンコク日記1~
頑張って日本語でバンコク旅行の日記を書いてくれました。
暖かい気持ちで読んで頂ければ幸いでございます。
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バンコク旅行日記
バンコクはタイの首都で、人口、経済、交通、文化もタイで一番重要な都市です。
そして、観光地としてもタイで一番いかなければならない所です。タイ自身も、ビザがとりやすい、物価が低い、新鮮で安い果物や海鮮がたくさんある、特別な仏教文化で旅行にあう国だと思われています。
一度でもいいから、タイに旅行しに行ってみたいなあとずっと思っていました……が、私は実際にタイに行くと決められた原因は新型コロナウイルスでした。中国からオーストラリアに帰るため、第三国で14日以上過ごさなければいけませんでした。すごい不幸な場合でしたが、行くなら、卒業旅行の気分でずっと憧れていたタイに行こうと思いました。
到着
飛行機を降りて、ターミナルに入ったら、すぐ「あっ、タイだ!」という感じをしました。そして、ターミナルの壁に貼ってある広告が以外に日本のようにしていて、ちょっと親切な感じをしました。指示版をフォローして歩いて3-5分ぐらい、荷物を取る所に着けます。私は中国人ので、荷物を取る前に、まず空港でランディングビザを申し込まなければいけないので、「visa on arrival」と書いてある所でまずビザを取りました。
荷物を取った後すぐその場にあるDTACのカウンターでhappy tourist sim card(ハッピー ツーリスト)というシムカードを買いました。色々なセットがありますが、私は599バーツのシムカードを買いました:15日無料無制限インターネット接続、15バーツ分無料通話、DTACネットワーク間での無制限の通話、15日間の五つのチャットアプリの使用、格安な国際通話料金。これで、グーグルマップをいつでも心配せずに使えます。
空港で色々な両替カウンターがありますが、為替レートがかなりひどいので、個人の意見は事前に自分の国の銀行である程度のタイバーツを替えた方がいいかもしれません。実際、タイで色々な所がLine Payができるので、そこまで現金をいっぱい持つ必要がないと思います。それに、地元のATMは色々な種類のバンクカードでタイバーツと下ろせますし、為替レートもましです。どうしても空港で両替したいんなら、BTSに行く途中、人が少し少なくなる所のカウンターでした方がいいと思います。
ホテルに向かい、事前に旅行アプリで空港ピックアップをよやくしましたが、色々な状況があって、使った旅行会社のカスタマーサービスのしつこさにブチ切れちゃって、夜中の11時ごろ予定通りホテルにいけない場合になってしまいました。頑張って落ち着いて、二つの方法を考えました。
まず一つ目、空港の出口に止まっているタクシーを使おう;一々聞いてみたら、大体1000バーツぐらい、思った以上ひどかった。タクシーの運転手たちがみんな親切な笑顔をしていますけど、値段がブラック。私が事前に予約した空港ピックアップサービスは500バーツぐらいので、どう考えても高すぎます。それで結論は空港のタクシーを使うのをやめます。
で、二つ目、スカイトレイン(BTS)を使う事:まずグーグルマップで路線を調べといて、ターミナルに戻って、指示版のスカイトレインの駅に行って、自動券売機でグーグルマップが言ってた通りのチケットを買いました。私が予約したホテルはセンター ポイント プラトゥーナム(Center Point Pratunam Hotel)、シャムの市街地ととっても近くて、BTS空港線のラーチャプラーロップ駅(Ratchathewi)から歩いて10分ぐらいの所にあります。空港の駅(スワンナプーム駅、Suvarnabhumi)から、私のホテルの駅まで、なんと40バーツしかかかりませんでした。
こうして、私は夜中の11:30ぐらい、一人で荷物を持って、初めてタイでスカイトレインに乗りました。
☆WWOOFでファーム生活達成☆
僕がこのWirrabaraに来たのは8月下旬。
めちゃめちゃ寒いです。
暖炉は、ストーブ・・ではなく、薪を組んで火をつけます。
南オーストラリアは、基本的に冬はホリデーで、暑くなる夏(12月~2月頃)に収穫を迎えるところが多いようです。
なので、僕の仕事は、みんなのやるピッキングやパッキングではなく、土壌をつくる仕事のサポートです。
農業用バイクの運転も教えてもらい、フィールドを駆け回り、まずはとにかく1日中草むしり。
それも、座ってやるようなものではありません。
自分と同じくらい背丈の草を取っていくのですよ。しかも固い!
全体重をかけてスコップで3か所くらい穴を掘ってからでないと抜けないのですよ。
草むしり、ナメたらアカン!
あとは、裕に200本はあろうかという桃やレモンやプラムなどの木の回りに堆肥や干し草などを1つ1つ手作業で施していきます。
超肉体労働
急な坂道を何度も往復して、一輪車で堆肥と干し草を運ぶんですからね。
40kgくらいあったかな?これを一輪車に載せて坂道を往復ですよ!
運動部の合宿か!?
これを60歳前後の夫婦が普段やってるんだから、驚きですね。
最初はとまどうこともたくさんでしたが、徐々に慣れていくと、意外と楽しくなっていくもの。特に運動不足がシドニーで続いていたので、毎日体を動かしているのが退屈しなかったのでしょうね。
そして、オーストラリアの田舎アクティビティともいえる、森の散歩。
僕一人では絶対に遭難します・・・
こんな森の中にある農家で、まずはWWOOF全体の7割を過ごしました。
じつは1つのWWOOF農家だけでなく、合計3か所の農家で御世話になったのですよ。どうもこの辺りの農家はみんなお知り合いらしく、いろいろとお互いのWWOOFer紹介しあっているそうです。
あとは、いろいろなところで農業の経験を積ませるという方針もあるらしく、1か所だけに留まらせることはさせないそうです。
Wirrabaraの森で2つのWWOOF農家にお世話になり、もう1つ行ったところがあります。
森の次は草原です。
こんなところにポツンと一軒家があるんです。
電気や水道は別の施設にチャージしてあるところ・雨水がたまっているところから引いてるんだとか。
電話の電波もないのですが、家の中には、はるか彼方のTelstra電波をキャッチするサテライトシステムみたいなものがあり、そのスイッチがオンになっている間だけ、家の中でのみTelstraの電話とWiFiは使用可能になってました。
外へ出るときは、みんな無線機を持って、家にいる人と仕事に出ている人たちとの間でコミュニケーションをとってましたね。
場所の紹介が遅れてすみません。地図ではここらへんです↓↓
拡大すると、このようになります。
実際はWirrabaraの農家から2時間くらいの距離でした・・
(オレ、どこまで連れていかれるんだろ・・・と少し不安にもなるわ)
ここでは約2週間お世話になりました。
ここもれっきとした農家です。15000ヘクタール(っていってたかな?)の敷地にものすごい数の羊を飼っているのです。
15000ヘクタールって、東京ドームが3200個くらいは入るみたいですね。
(こういうとき、東京ドームって便利ですね 笑)
仕事内容は、フェンスの修理やSheep Masterting、羊のお世話のサポートです。
Sheep Masteringというのは、羊を脅かしたりしながら1か所の区域へ集めること。
羊の状態をチェックしたり、羊毛を採ったりするときに行いますね。
羊の断尾のときに使う道具の用意や片付けなんかもしましたかね。
羊は生後2週間くらいでしっぽを切っちゃうんですね。
しっぽを切ってあげないと、糞やおしっこが溜まっちゃって、病気になりやすいそうです。
で、ここのお父さんが面白いんですよ。
買い物の帰り道で、途中でなぜか車を止めて、どーしたのかと思いきや、
草原のど真ん中で立ちションとか始める人なんですよ。
まぁ、こんな大草原で用を足せば、スッキリするでしょうね。
また、小型セスナの免許も持っていて、この広大な草原なので、たまに飛行機を飛ばすみたいで、僕も早朝にご一緒して、乗せてもらいました。
まずは野生カンガルーやエミューが滑走路付近にいないかチェック。
安全確認ができたら、いざ、テイクオフ!!
他にもパブに連れていってもらったり、乗馬に連れていってもらえたりもしたので、おかげで充実したファーム生活が送れ、無事にセカンドワーホリの条件も達成できました☆☆
残念ながら現在はWWOOFはセカンドワーホリ・サードワーホリ対象ではありませんが、ワーホリの方々にはとてもおススメしたいものです。
- ファーム⇒オーストラリアならではの現地ローカルジョブ
- 住み込み⇒完全英語環境
**僕のほかにも、過去に何人か日本人を受け入れていたようですが、こんなところに来るワーホリ日本人はほとんどいないです。
どーですか?たくさんの日本の方が望む海外生活の要素がすべて入っていると思いませんか?
WWOOFでファーム探し at Wirrabara Forest
セカンドワーホリを目指している方々のために、先に言っておきます。
2020年現在では、WWOOFはセカンドワーホリの条件を満たしません。
今では申請時にお給料がきちんと発生していたことを証明するものを提出しなければなりません。
- Pay Slip (給料明細)
- Payment Summary / Group Certificate (源泉徴収書のようなもの)
などの提出が求められます。
***何度もしつこいようですが、ビザ条件は変わりやすいので、必ず移民局に最新情報を確認してくださいね**
WWOOFはボランティア農業ですので、現在のセカンドワーホリ・サードワーホリの条件を満たさないので、注意してくださいね。
では本題にもどります。
2013~14年は、必ずしも有給の必要はなく、政府が指定した場所と職業があっていれば、セカンドワーホリの条件を満たすことができたのです。
まずはWWOOFとはなんぞやって話からしていきましょう。
色々諸説ありますが、確か僕が買った会員証となる本には、
"Willing Work On Organic Farm"
だったかと思います。
働く対価として、お金ではなく、食事と住む場所を提供しますよ、というシステムですね。
大きな会社として事業をするのは農家としても難しいと思いますので、1~2人を実家や所有している空き部屋に住まわせて、一緒に農作業を手伝ってもらうというのは、なかなのアイデアだと思います。
WWOOFは最短で1週間くらいから受け入れているところもあるそうなので、
- 農業体験をしたい!
- 英語漬けの生活をしたい!
- 農業の勉強をしたい!
という方々にはうってつけの制度ですね。実際僕もWWOOFを100日くらいやりましたが、かなりおススメです!
WWOOFの発祥はイギリスで、オーストラリアだけでなく、日本も含め、たくさんの国で取り入れられているボランティアワーク制度です。
オーストラリアでWWOOFに興味のある方は、こちらから;
WWOOFは会員費用(当時は1人$60でした)を払って会員となってしまえば、その日から1年間”WWOOFer"として、WWOOFに登録されている農家で働くことができます。
なぜ有給ではなく、無給なボランティアワークのWWOOFにしたかというと、まずは働く場所を探すのがとても楽だったのです。
会員へ渡されるWWOOF農家の紹介ページの本から、(今は本は撤廃され、すべてWWOOFホームページから閲覧となります。)自分の行きたい地域を選んで、行きたい農家へ自分からどんどん連絡をして、向こうからOKが出たら、指定された日に引っ越しして仕事開始という、とってもシンプルな制度。
それに、田舎の農家に住み込みなんて、いかにもオーストラリアらしい大自然の生活じゃないですか!それに田舎なら日本人もいないだろうし、完全英語環境になるので、英語もきっとうまくなるだろう~という期待もありました。
探し始めて、思ったよりスムーズに事がすすみ、10日くらいで決まってしまいました。
超ラッキー~~
場所は南オーストラリア(South Australia)州のWirrabara (ウィラバラ)
どこ・・・?うん、地元のオーストラリア人もあまり知らないようです。
ここです↓↓
これじゃ、よくわからないと思うので、拡大地図をどうぞ。
WWOOFが決まった時に、相手方のファームホストから行き方を聞いてその通りにしたのですが、まぁ、遠くて大変でした。
まずは飛行機でアデレードへ移動。
アデレード空港からバスなりタクシーなりで、アデレード中心街のバスターミナルへ行きます。
そこから長距離バスを予約して、(事前に予約しておきました)確か、Crystalbrookってバス停で降りてくれ、そこに迎えに行くから、と言われておりました。
これが遠いの長いのなんのって・・・なんだかんだで、4時間以上は乗っていた気がします。しかも途中から建物や家はまったくなくなり、大草原の広がる中で、1本道をひたすらまっすぐ走っているだけですからね。
途中から電話もできないしWiFi(田舎へ行くので、プリペイドのTelstraポケットWiFiを購入済み)も使えないし、寝る以外やることねーーー
電波も届かないって・・・ここどこ?
というか、どこにバス停らしきところがあるのよ・・・
4時間くらい過ぎて、ようやくウェスタン映画みたいな町に到着。どうやらここがそのCrystalbrookって停留所らしい。
降りたときに、無事にWWOOF農家の方と出会えて、めっちゃ安心したのを覚えてますね。
迎えに来てくれていて、そこからさらに車で1時間。
ようやく目的地に到着。Google Mapで検索してもヒットしねーじゃん。。
ここで「郵便はどうなるの?」と疑問がわきますが、
15kmくらい離れた郵便局に私書箱を持っていて、時々そこへいって確認するんだとか。
なんだかすげーところに来ちまったなーー
まぁ、何はともあれ、無事到着出来て、早速この日から仕事スタート!
WWOOFのよかったところは、住み込みということもあり、毎日何かしらの仕事があるので、基本毎日が労働としてカウントされていきました。
**何度も言いますが、今はWWOOFでのセカンドワーホリ・サードワーホリはダメです**
都会から一気にド田舎。元々田舎育ちなので、この雰囲気とても好きでした。
ファームは一旦保留 たった3週間でシドニーへ
わずか3週間でバンダバーグを離れ、シドニー行を決めました。
ホントに時間がなかったので、どんな場所にあるのかもきちんと確認せず、あとお金もなるべく節約しなければならなかったので、とにかく安いバックパッカーを探して、即座に1週間ほど予約。
(たぶん、1泊$20くらいだったと思います。間近予約だったので、あまり選択肢がありませんでした。。)
慌ただしくも、無事にシドニーに到着しました。
無事について、とりあえず宿泊へチェックインしようと電車に乗ります。
当時はまだOpalカードなどなく、普通に単発の片道チケットを購入して改札を通りました。
**Opalカードは、日本で言うとSuicaやPasmo、ICOKAのようなものです。
で、そのバックパッカーがキングスクロスだったのです。
今は昼も夜もだいぶ静かになり、治安もよくなりましたが、当時はまだ酔っ払いや変な人が多く、後で聞かされましたが、あまりお勧めできないエリアの1つのようです。
(今はだいぶ良い印象です。観光としてもおススメできますよ。でも、バーやクラブ、ちょっといかがわしいお店も多いので、やはり夜に1人で歩くのは物騒ですので、注意してくださいね。)
この日は46℃を記録する猛暑。2月上旬という真夏真っ只中。
お部屋も10人共同の、ホントに二段ベッドが並んでるだけの、寝るだけの場所みたいなところ・・・
しかも生命線となるWiFiが弱すぎで、昼間に近くの図書館で無料WiFiを借りながら、部屋探しと仕事探しを急ぐことに。
いつも疲れてこのバックパッカーに戻ってくるのですが、当時2013年のキングスクロスの夜は本当に騒がしく、ほとんど夜も眠れないくらいうるさかったですね・・
昼寝で普段の睡眠不足を補ってました。
(昼はホントに静かでした)
まずは携帯電話探しから。
電話がないとホントに何もできません。
ワーホリ・留学生活は、どんな激安でもガラケーでもなんでもよいので、最初にすべきことは携帯電話の入手です。
様々なオーストラリアでの公的手続きも、ほとんど携帯電話の電話番号が利用されます。
また、緊急時に警察や救急車を呼ぶ手段がないのも大変ですので、必ず携帯電話は入手しておきましょう。
僕は近くのOptusショップへ行き、$50でガラケーを買って、$30/月のプリペイドプランに加入。他にもTelstraやOptus、Vodafoneがありますが、値段も安く、安定しているのはOptusだと思います。
しかし、田舎などはTelstraしかないところもありますので、ファームなど僻地へ行く人はTelstraになると思います。(バンダバーグはTelstraのみ)
さて、電話を購入した後は、まずは家さがし。
1週間しかバックパッカー予約してないし、こんなところにそれ以上はいたくなかったですし。第一優先で行動開始。
まずは日本人向けサイトでおなじみのJams TVや日豪プレス、Cheersで探していく。
前のブログでもご紹介したように、特にシドニーは家賃が高い!それでも、何と1週間$120の激安シェアハウスを発見。
早速連絡をとり、見学に行き、雰囲気もそんなに悪くなく、住んでる人も日本人・韓国人中心で悪い人たちではなさそうだったので、そのままそのシェアハウスに決定。
(時間がなかったので、最低限のものさえそろって入れば問題なしくらいの気持ちでした。)
無事に済むところは決定。チェックアウト後すぐに引っ越しとなりました。
次に仕事探し。
こちらもまずはJams TV、日豪プレス、Cheersを中心に検索。オーストラリアでは「SEEK」が就活サイトとしてはとてもメジャーです。これも一緒に調べてみる。
ここで念頭に置かなければならないのは、オーストラリアのワーホリはフルタイムで働けること、しかし同じ雇用主の下では最大6カ月までしか働けません。(ビザの条件は変わりますので、必ずオーストラリア移民局ホームページなどで最新情報を入手してください。)
やはりなるべく長く働ける人が最優先されてしまうため、そう簡単にはいかないものです。
そんな中、一つの日系会社から面接の連絡が!!
2回の面接を経て、なんとそこで仕事ゲットとなりました!
誰もがうらやむオフィスワーク!しかも前々からやってみたかった、留学生サポートのお仕事です。
後で聞いたところによると、その職場ではなるべく男性がほしかったそうです(笑)
日系海外オフィスは、やはり女性が圧倒的に多いです。そんな中だったので、少しでも男性がほしかった・・というのも理由の一つだそうです。
理由は何であれ、ジョブオファーが出てしまえば何でもOK!こんな自分を拾ってもらって、当時の支店長には今でも頭が上がらない思いです。
さて、これから留学生サポートしなきゃならないのに、自分自身がまだまだオーストラリア初心者。オーストラリア生活について、休日もいろいろなところへ行って、シドニーでの生活に必要なことや公的手続きについて、必死で勉強しましたね。
いろいろ回ったところいくつか写真でご紹介しますね。
今年はコロナのせいで中止になりましたが、毎年5月~6月で、シドニー市内がライトで装飾されるVivid Sydneyというイベントがあります。
オペラハウスもこんな感じでライトに照らされ、光のアートを生み出します。
他にもビジネス街の建物がカラフルなライトでアートを描き、多くの人たちがこのVivid Sydneyを見にやってきます。
市街地として、そのシンボルとなっているのが、このQVBです。クイーンビクトリアビル。
ロマネスク様式(西ヨーロッパの建築様式?だそうですが)のオシャレなショッピングモール、レストランもあります。
いまいちピンとこないと思いますが、まあ、ようするにヨーロッパ風の歴史ある建物というイメージがわきますかね。
(僕もイマイチこのロマネスク様式というのがよくわかりません。。専門家の方、申し訳ありませんT T)
こちらは水族館。ダーリングハーバーにある「シーライフ」です。
他にも同様の屋内施設で「ワイルドライフ」という小さな動物園と、蝋人形の館「マダムタッソー」が並んでます。
すべて隣り合っていますし、1つの施設はだいたい2時間くらいで見て回れるので、ちょっとしたシドニー観光しておススメできます。
こんな感じで、シドニー生活に関わることは頑張って調べ上げ、RSAも自腹切って、留学生へ案内するためだけに受講し、資格をとりました。
RSAはオーストラリアでお酒を扱うために必要なライセンス。だいたい$140くらいですかね?その費用で1日講義をうけて、簡単なテストをしてパスすればOKというもの。
レストランなどで働く場合、たいていは必要となります。
キャバクラで働く人ももちろん必要です。(お客さんの前でお酒つくりますよね)
めっちゃ簡単なので、普通に1人で海外行けるような人であれば、真面目に受講していれば、まず落ちることはないと思いますので、ご安心を。
パートタイムでの勤務だったので、お給料こそ少ないものの、だんだんと買い物術もわかってきて、少しずつ貯金していくことができてきました。
その当時でもらっていたお給料が、だいたい1カ月で$900弱くらい。オーストラリアの水準から考えると、かなり低いですが、それでも自分の好きな仕事ができていたし、新しい経験もたくさんできたので、とてもよかったですよ。
しかし、6か月限定のお仕事。そろそろその後のことも考えなければなりません。
ファーム探さなきゃ・・・どうしようかな・・・
そこで出会ったのが、その仕事でも取り扱っていたWWOOF。
これに目をつけました。
オーストラリア生活は洪水被害から~バンダバーグでのファーム生活~
それにしても・・・暑かったですね。
日本と季節が真逆のオーストラリア。1月は連日30℃超の真夏です。しかもクイーンズランドは雨季なので、ジメジメした暑さ。極寒の日本の田舎から出てきた僕にとっては、慣れるまで大変でした。
後でわかったことですが、この時期のバンダバーグはほとんど仕事がないです。その農家が何を作っているかにもよりますが、クイーンズランドの農家のほとんどは、この雨季はホリデーにして、だいたい3~4月くらいから仕事を開始し、乾季となる(冬となる)7~9月頃に収穫期を迎えます。
冬といっても、ケアンズは特にそうですが、全然寒くないです。夜に少し冷えるくらいで、日中でも全然25℃以上です。
これがシドニーとかメルボルンまで行くと、この冬の時期は10℃前後と、コートがないと寒いです。
さらにタスマニアとなると、夏でも涼しく過ごせます。たぶん30℃いかないんじゃないかな。(南極に近いから?)
まぁでも、とりあえずこの地に慣れるために、いろいろ散歩したり、食料調達したり、近くの図書館で勉強したりと、のんびり過ごしていたのですよ。
が、しかし、到着してから3日後くらいに、ものすごい嵐に遭遇。外に出れば命はないってくらい、すごい風と雨でしたね。あんなのは初めてでした。
これが3日間くらい続いて、ようやく晴天に恵まれ、散歩しようと外へ出たのですが・・・外の光景に目を疑いました。
外、出られへんやん。。。
それでも歩ける道を探して、30分位歩いて帰ってきたのですが、この30分でとうとう部屋にまで水が迫ってくる勢い。
満潮の時期と重なり、どんどん水位が上昇。
ここで、その被害の様子を以下の写真で公開します。
まるで映画の撮影シーンかってくらい、どうしようもないですね。
これが本当のロックダウンですよ。
僕たちが住んでいた部屋は、完全に水没。
とうとうバックパッカー全体も水没寸前まできましたので、被害のない3ブロック先くらいの市民センターへ全員避難。
オーストラリア(バンダバーグ)に来てから、わずか1週間でこれですよ。
僕のオーストラリアのワーホリ生活は、自然災害の洗礼からスタートです。
どうもこうも、この被害は過去最大級の洪水被害のようでした。
当時のオーストラリア首相(ギラードさん)も、テレビ中継と一緒に訪問に来たくらい。
まったく外へ出られないので、ヘリで救援物資(食料品など)が届けられてました。
そして、普段日本でテレビで見るだけでしたが、まさか自分が体育館で毛布で雑魚寝をすることになるとは。。
でもすごかったですね。バックパッカーで自分で生活しているより、はるかに快適に過ごせていたと思います。
きちんと3食+10時のおやつまで出るし、ちゃんとお湯の出る簡易シャワーもあるし、(バックパッカーのはお湯が出ないんですよ・・・)
近くの映画館は、みんな暑くて大変だろうからって、冷房を効かせたシアターを開放してくれました。(何回か無料で映画も上映してくれました。)
思った以上に快適に過ごせていたのですが、いつまでもここにいるわけにはいきません。
ワーホリはある意味時間との勝負。1年なんて、あっという間に過ぎてしまいます。
避難所生活10日目くらいで、施設にも無料WiFiが入りました。
これで飛行機の予約ができる!
ファームが終わった後の残り半年はシドニーに行くつもりでした。
オーストラリアの中心ともいえるシドニー。ここにくれば、オーストラリアでのリアル生活がいちばん理解できると思ったもので。。いちばん栄えている都市に行けば、その国の何ぞやがわかりやすいし、何より便利。
2000年オリンピックも、シドニーでしたしね。
かなり早い段階ではありましたが、資金のあるうちにシドニー行を決意。
バックパッカーでの滞在費も、住まない分についてはしっかり返金頂きました。
2週間でだいぶ水位が下がってきて、ようやく外へ出られる状態になりました。
そこで知り合った日本人の方々が、車でメルボルンへ行くというので、途中まで載せていってもらうことにしました。
(バンダバーグからだと、たぶん3日くらいかかるんじゃないかな・・・)
ゴールドコーストまで乗せていってもらい、そこから飛行機でシドニーへ。
当たり前ですが、セカンドワーホリの労働日数はまったく消化できないまま、シドニーに来ることになってしまったのです。
ただ、今のままバンダバーグに残っていても何もできないので、(当たり前ですが、こんな状態で仕事などあるはずもない)だったら、次のステップへ進むほうがよいでしょう。
ファームは、またあとで考えることにしよう。
何とかなるっしょ。とりあえず、何かやろう。
さあ、いよいよオーストラリアに向けて出発! ~まずは農業の聖地!?バンダバーグへ~
2013年1月下旬、ついにオーストラリアへ出発です!
いきなりアクシデント発生!
成田でチェックインしていた時、成田⇒ケアンズ⇒ブリスベンと行く予定だったのですが、なんと乗り継ぎ便がキャンセルになったとのこと。
豆知識ですが、こういうときに慌てる必要はまったくないです。
自分のせいではないキャンセルは、特に要望がなければ、自動的に別の便に振り替えてくれます。もちろん、乗客がよけいなお金を払う必要もありません。
(ただし、自分の都合で全然違う日程や予約クラスにしようとすれば話は違いますが)
今回の場合は「運航上」でキャンセル。だいたいこういう場合は、お客さんが少ない便だから、それをキャンセルして、次の便へ乗せて、少しでもコストカットしようとするLCCのやりかたです。
こちらとて、飛行機降りた後に列車の予約をしてるもんだから、ホントは勝手にこんなことされると困ります。
国内線ならともかく、僕の過去の経験上、多少高くても、なるべくシンプルで直行便(ないなら、乗り継ぎがなるべく少ないルート)を選ぶべきです。
LCCは、絶対とは言いませんが、国際線では極力避けるほうが無難です。
せっかくの海外生活を、最初からつまづきたくないですよね。
楽しく、安全に、スムーズに海外生活をスタートさせるためにも、より確実なフライトを予約しましょう。
運賃の高い安いはその次に考えましょう。
日本~オーストラリアの直行便を出しているのは、今のところ(2020年4月時点)では、
- 日本航空
- 全日空
- カンタス航空
こんなところですかね。
このとき僕はジェットスターを使ってしまいました。国際線では、ちょっとジェットスターでは大変ですね・・それ以来、日本航空・全日空・カンタスからそのときにいちばん安いものを選んで利用しています。
成田からケアンズへ着いたはいいものの、そこで4時間くらい待たなきゃならなくなり、ブリスベンから長距離列車を予約していたので、間に合うかちょっと心配でした。
が、無事に振替便が飛び、列車には十分間に合う時間にブリスベンに到着しました。
ブリスベン空港の駅からローマストリート駅へ向かい、そこからQueensland Railという列車でバンダバーグへ向かいます。
前のブログでも紹介しましたが、オーストラリアに来てすぐに農業の仕事をやるつもりでいたので、オーストラリアの農業といえば、セカンドワーホリを目指す人ならだれでも目にするバンダバーグです。
オーストラリアは農業大国ですが、その中でもバンダバーグは農家がたくさん集まっいる地域のうちの一つ。ブリスベンから北へ約400km、この電車で約5時間の旅です。
夜9時くらいに何とか到着です。
この日はそのままバックパッカーズにチェックイン。軽くルームメイトと挨拶を交わし、この日は就寝です。
このバックパッカーズは、セカンドワーホリを目指す日本人大人数と、あと数人の韓国人や台湾人が集まる宿泊施設でした。
ルームメイトは日本人と、日本語ペラペラな韓国の方。
こういうときは、やっぱり同じ同胞の感じがするというか、同じ境遇の人がいてよかったと思います。
これからのファーム生活をどう過ごしていけばよいのか、オーストラリア生活に必要な手続きなども、どこでどうすればよいのか、買い物はどこでできるのか、など、一発で全部わかりますからね。
こういうつながりを、これからも大事にしていきたいものです。
これから、この場所で約4カ月を過ごしていく予定・・・だったのですが、最初のフライトキャンセルから嫌な予感はしていたのですが、そうは問屋が卸さず、僕のワーホリ、そううまくはいかないようです。
まさか、バンダバーグ到着から、いきなりこんなことになるなんて、思ってもみませんでした・・・